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〒233-0012神奈川県横浜市港南区上永谷2-11-1-112
病気のはなし
「ヒューヒュー・ゼーゼーいうような呼吸を伴った呼吸困難が繰り返し起こるもの」を気管支喘息といいます。
ヒューヒュー・ゼーゼーは空気が出入りする管(気管支)が狭くなってでる音で、喘鳴(ぜんめい)といいます。この音は口を大きく開けて息を吐くときに最もよく聞こえます。聴診器がなくても背中に直接耳をあてると聞こえることも多いですので、ご両親の方も聞いてみてください。
息で吸い込むものに対して気管支がアレルギー反応を起こすと、喘息を発症します。体質と環境因子がからんでいると考えられています。乳幼児期にアトピー性皮膚炎であった児が多いのですが、アレルギー体質ではないと思っていた児も発症することがあります。
原因となる環境因子で一番多いものは、室内のほこり中のダニの糞や死骸の分解物です。その他にも猫などのペット、ゴキブリなどの昆虫、カビなども原因となります。また大人では解熱鎮痛剤でも喘息発作を起こす人がいます。
またアレルギー以外でも次のようなことが原因や誘因となって喘息が起こることがあります。
アトピー性皮膚炎児の約半数が喘息になると言われています。アトピー性皮膚炎の児や、両親や兄弟が喘息である児の喘息の発症を予防できるでしょうか。発症予防はなかなか困難ですが、考えられることは次の事です。
周囲のもののタバコと電子タバコの煙は、その後の喘鳴や喘息リスクを高めることが分かっており、避けることで小児喘息の予防につながるとされています。
排気ガスや粉じんなどへの曝露は喘息発症リスクと関連があり、可能な範囲で減らすのが望ましいとされています。
乳児期の広域抗菌薬の乱用を避けることが喘息予防に役立つ可能性があるとする論文もあります。
喘息の人の気管支粘膜は、発作ではないときも腫れてただれて(これを炎症といいます)内腔が狭くなっており、ほこりなどに対して過敏な状態になっています。また発作を何度も何度も繰り返していくと粘膜は腫れたまま硬くなり(専門用語ではリモデリングと言います)、治療が効き難くなってしまいます。
つまり治療としては、気管支粘膜の炎症を抑えて発作を起こさせないようにすることが大切です。重症例では発作がなくなっても2~5年は続ける必要があります。
ロイコトリエン拮抗薬(LTRA)は、喘息の患者さんに基本的治療として使われます。また、鼻閉を伴うアレルギー性鼻炎患者さんにも使用されます。
炎症を抑えるには最も効果的な薬です。血液中に吸収されても分解されやすい合成ステロイド剤の吸入薬が開発されてから、よく使用されるようになりました。現在のところアルデシンで1日に8押までは小児でも副作用は出ないとされています。
インスパイアーイースなどの補助具を用います。吸入後は口に付いた薬を飲み込むのを防ぐためにうがいをしてください。
家庭で使用する発作治療薬には、以下のものがあります。
・喘息発作で顔色の悪い場合や苦しくて横になれない場合は、夜間であっても医療機関を受診してください。 (夜8時から深夜0時までは桜木町の横浜市夜間急病センターをご利用ください。当院が休診の場合はかながわ救急相談センター横浜市医療情報センターTEL:045-232-7119へお問い合わせください。)
睡眠中に何回か目を覚ますが水分摂取ですぐに眠れる場合や日常生活には全く支障のない軽いゼーゼーだけの場合は、まず安静にし経口あるいは吸入β刺激剤を使用してください。翌朝には医療機関を受診してください。
年長児になると苦しくても頑張ってしまい、一見元気だが実は重い発作ということもありますのでご注意ください。
喘息の検査としては、喘息の程度がわかるピークフロー・フローボリューム曲線・動脈血酸素飽和度(SpO2)や、アレルギー状態の評価としての総IgE・RASTなどがあります。
喘息発作の時は、細いストローをくわえた場合のように息を思いっきり吐いた際の最高スピード(これをピークフローといいます)が遅くなります。つまりピークフローは喘息発作の程度を表すと考えてください。朝と晩に家庭でピークフローを測定すると、喘息の治療方針を決めていくのに大変に参考になります。
スパイロメトリーという器械に息を思いっきり最後まで吹き込むと、はいた息の量とスピードがフローボリューム曲線というグラフになって出てきます。ピークフローが正常になっていても、息をちょうど半分はいたときのスピード(V・50 ブイドット50)が低下している人は、末端の細い気管支がまだ正常の太さに戻っていないためにまだ治療が必要です。
発作もひどくなると血液の酸素が少なくなってしまいます。パルスオキシメータは、指にはさむだけで動脈血ヘモグロビンの何%が酸素を運んでいるかがわかります。正常は98~100%です。
総IgEはアレルギー体質の強さと考えていただいてよろしいかと思います。高値である人の方が喘息も重症という訳ではありません。採血をして検査します。正常値は1歳未満で20単位/ml未満、7歳以上で170単位/ml未満と年齢とともに上昇します。
ダニ・ネコ抗原・鶏卵など各々のものに対する反応の強さをみます。これも採血検査です。反応の強さを弱い方から0~6段階に分け、ダニ:スコア6、ネコ:スコア3などと表現します。スコア2以上を反応があるものと判断します。
すべてのものに対するRASTの合計が総IgEと考えていただいてよいのですが、総IgEが正常範囲内でもRASTスコアが2以上のものがあったり、検査した項目のRASTスコアが正常でも総IgEが高値であったりすることもあります。
どの程度の量の気管支収縮薬を吸入させると発作が起きるかをみる気道過敏性試験や、抗原液を皮膚につけて反応をみる皮内テスト・プリックテスト・スクラッチテストなどがあります。
運動誘発喘息が疑われる場合には運動負荷テストをおこない、その前後のフローボリューム曲線を比較します。
発作が起きて薬がない場合は、必ず午前中に受診してください。喘息は夜に悪化します。午前中から薬を服用した場合と、夕刻から服用した場合とでは夜の苦しみ方が違います。
軽い発作でそれなりの治療中の場合は、夜間睡眠が十分であれば登校登園はかまわないでしょう。
喘息のために体育を長期見学している児童生徒がいると聞きますが、それはおかしい。できるようにコントロールすべきです。
このような行事の前にはコントロール治療を強めることがあります。事前にご相談ください。
予防注射は、発作のひどくない時は受けてかまいません。
大部分の喘息患児にとって家の中のホコリは大敵です。ホコリ1g中に1000~3000匹のダニがいると言われているからです。
ダニは湿気が好きです。湿度50%以下が続くと全滅してしまうとも言われています。天気の良い日の日中は窓を開けて外の乾いた空気を入れてください。その際は湿気やすい押入も開けておくとよいでしょう。
じゅうたん・カーペットは、家庭で洗えるもの以外はできれば除去してください。除去できなければ3日に1回は1畳当たり30秒以上かけてゆっくり丁寧に掃除機をかけてください。
布製のソファーや椅子も丁寧に掃除機をかけてください。合成皮革や革張りの方がダニがつきにくいと言われています。
ぬいぐるみもなるべく数を増やさないようにしましょう。お気に入りのものは手洗いで、ふつうのものはネットに入れて洗濯機で月1回は洗いましょう。
その他、観葉植物などホコリがたまりやすいものはなるべく室内におかないようにしましょう。
家庭で洗濯のできる毛布・フトンカバー・シーツや枕は、なるべく頻回に洗いましょう。枕は丸洗いのできるパイル製がおすすめです。
朝のふとんは、人の汗でかなり湿っています。週に1回、汗の多い時期はなるべく毎日、天日干しもしくはふとん乾燥機をかけてください。
ふとんを乾燥させることは、ダニの繁殖を押さえる効果はありますが、喘息の原因となるダニのフンや死骸を除去する効果はありません。週に1回は、ふとんの片面当たり30秒以上かけてゆっくり丁寧に掃除機をかけてください。寝具専用のノズルを使用すると、やりやすいようです。
寝室はできれば毎日、畳・カーペットはせめて3日に1回は掃除機をかけてください。 掃除機は、一般に市販されている普通のものでかまいません。お金をかけるなら、集塵袋を頻回に取り替えることにお金をかけてください。
カビによる喘息やアトピー性皮膚炎も増えてきています。多湿であれば低温であっても発生するのがカビとは違うところです。冷蔵庫内でもカビは発生します。また窓や押入・浴室などの結露には特に注意してください。
イヌ・ネコ・ハムスターな どのペットも喘息の原因となることがあります。
特にネコは屋内で飼育する場合が多いためか、ネコによる喘息が増加しています。ネコの皮膚に喘息の原因となる物質(ネコ抗原)が多く含まれています。メスねこよりオスねこの方が多く産生します。ネコ抗原は非常に軽く、一度舞い上がると室内では数時間空中に漂い続けます。またネコを手放してから数ヶ月も、その家にはネコ抗原が残るといわれています。ネコのいない家庭では少ないのですが、バスや電車・映画館などの “毛足の長い生地で覆われた座席”には、かなりの量のネコ抗原がついているとされています。
家や実家でネコを飼育している場合の注意点を示します。
患者さんと家族のみなさまへ
ぜんそくは慢性の疾患です。
つまり発作の時だけの病気ではなく、発作のない時も気道粘膜に炎症が起きていることが知られています。
大発作を起こしたことのある人だけではなく、大発作は起こしたことがなくても小発作や中発作をときどき起こす程度の人も、発作のない時にもおくすりを必要とすることがあります。
この日記は日々の状態を記入していただき、適切な治療ができているかをチェックするために作成したものです。ぜひ毎日記入して、クリニックにいらっしゃる時には必ず持参してください。
ピークフローの測定結果も併せて記入すれば、医者のカルテよりもずっとすばらしい観察記録ができるはずです。
竹田こどもクリニック
院長 竹田 弘
①ワセリンや亜鉛華軟こう
②非ステロイド系(アンダーム軟こう・クリーム)
③ステロイド系(ロコイド軟こう・アルメタ軟こう)
その他にオイラックス(かゆみ止め)や オイラックスH(ステロイドが加わったもの)、 ヒルドイドなども処方することがあります。 リンデロンVG(G:ゲンタシンという抗生剤)は 院長の考えから処方しません。
当クリニックでは、かぜ薬・抗菌薬/抗ウイルス薬・熱さましを別々にお渡ししています。
とつぜん手足にものすごい力を入れてぴくつかせ、人間とは思えぬ目付きをし、呼びかけにも答えないとなれば、誰でもあわてたくなります。
これからハイハイができ、つかまり立ちができ、動き回わり、手で物をつかんで食べることができるようになります。
アレルギーの心配な方は、血液検査をお勧めします。
月・火・木・金は午後4時まで、水・土は午前10時までに来院してください。
むし歯を治す薬はありません。予防が第一!!
学校感染症の種類と出席停止期間の基準をお知らせします。
以前は「学校伝染病」と呼ばれていましたが、法律用語の変化に伴い最近は「学校感染症」と呼ばれるようになりました。
| 第一種 | エボラ出血熱、クリミア・コンゴ出血熱、痘瘡、南米出血熱、ペスト、マールブルグ病、ラッサ熱、急性灰白髄炎、ジフテリア、重症急性呼吸器症候群(SARS)、鳥インフルエンザ(H5N1)、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律における「新型インフルエンザ等感染症」・「指定感染症」・「新感染症」 |
| 第二種 | インフルエンザ(鳥インフルエンザ(H5N1)を除く)、百日咳、麻しん、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)、風しん、水痘、咽頭結膜熱(プール熱)、結核 |
| 第三種 | コレラ、細菌性赤痢、腸管出血性大腸菌感染症、腸チフス、パラチフス、流行性角結膜炎、急性出血性結膜炎、その他の感染病 |
| 第一種の学校感染症 | 治癒するまで | ||||||||||||||||
| 第二種の学校感染症 |
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| 第三種の学校感染症 | 病状により医師において感染のおそれがないと認められるまで |
ただし、結核を除く第二種の学校感染症については、病状により学校医その他の医師において感染のおそれがないと認めたときは、この限りではない。
第一種もしくは第二種の感染症患者のある家に居住する者又はこれらの感染症にかかつている疑いがある者については、予防処置の施行の状況その他の事情により学校医その他の医師において感染のおそれがないと認めるまで。
第一種又は第二種の感染症が発生した地域から通学する者については、その発生状況により必要と認めたとき、学校医の意見を聞いて適当と認める期間。
第一種又は第二種の感染症の流行地を旅行した者については、その状況により必要と認めたとき、学校医の意見を聞いて適当と認める期間。
1.出席停止の判断
医師の診断に基づき校長が行う。出席停止の判断に伴い、校長は、原則として、医師の証明書の提出を求めない。ただし、校長が必要と判断した場合は、保護者に対し、医師の証明書の提出を求めることがある。この場合の医師の証明書(健康手帳への捺印等も含む)は有料となり、保護者が負担する。
2.第3類「その他の伝染病」の取り扱いについて
3.その他