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テオドールDSの後発品
当院での採用取りやめのお知らせ
 
 
 
 院長は先日来「テオドールドライシロップより後発品の方が水によく溶けてかつ安いので、今度から後発品にするよ」と説明し、一部の方には実際に処方しました。が、下記の理由により当院では後発品の採用を取りやめ今後もテオドールを処方することにいたしました。
 
 
 先日後発品メーカーの社員が「テオドールの後発品を開発し、テオドールより水に良く溶けるので採用して欲しい」と当院に来ました。その社員はテオドールとその後発品を持参し実際に院長の前で溶解試験をしてくれました。彼の持ってきてくれたテオドールは水に浮いてしまって溶けません。後発品はさっと溶けます。それを見て院長は採用を決意しました。
 
 しかしその後、当院にあるテオドールと実際に購入した後発品を院長自ら水に溶かしてみると、テオドールも後発品とほぼ同等に良く溶けるのです。
                
 後発品メーカーに連絡し再度社員に来てもらい、テオドールを持参してもらいました。やはり後発品メーカー社員が持っているテオドールは溶けずに、当院の薬品棚にあるテオドールは良く溶けます。
 
 
左の写真の右のコップは「後発品メーカーの社員が持ってきたテオドール」。
右の写真の右のコップは「当院の薬品棚にあったテオドール」
左のコップは左右の写真とも「後発品メーカーの持ってきた後発品」

 
 同等品なら安い方がよい
 
 少し高くても正確な情報を提供してくれる会社の製品がよい
 
 
院長はこの2つの考え方のうちとすることにし、後発品は採用せず今後もテオドールドライシロップを処方することにしました。
 
 
文責:竹田こどもクリニック院長竹田弘  2001.03.22